最近の世の中の流れは物凄く速いと感じます。
新たな商品、新たなサービス
次々と「新しいもの」が世に送り出されています。
そんな世の中で求められる人材というのは
「誰も思いつきもしなかった新たな発想・アイディアを生み出せる人材」
なのではないでしょうか?
新たな価値を生み出す為の思考法の一つに「ラテラルシンキング」というものがあります。
この記事では、ラテラルシンキングについて例題を用いながら詳しく解説をしていきます!
きっと、あなたが今の会社で居なくてはならない存在となる為の武器となるでしょう!
ラテラルシンキングとは
ラテラルシンキングとは、1967年にイギリスの医師であるエドワード・デボノが提唱した思考法であり
物事を様々な視点からとらえる水平思考の事をいいます。
要するに
どんな前提条件にも支配されない自由な思考法
になります。
固定概念や、既存のルールに縛られることなく広い視野で考えることができる事から
新たなアイディアを生み出すときなんかに役立つ思考です。
ロジカルシンキングとの違い
ラテラルシンキングとロジカルシンキングの最も大きな違いは
前提のとらえ方にあります。
ロジカルシンキングの考え方
- 前提(A)
- 推論(AだからB)
- 結論(BだからC)
ロジカルシンキングの場合は道筋を立てて
順序だてて考えを進めていく思考法です。
一方でラテラルシンキングは以下のような思考法です。
ラテラルシンキングの考え方
- Aさんだったらこう考えるかな
- Bさんだったらこう考えるかな
- Cさんだったらこう考えるかな
このように物事を多視点から考えるのがラテラルシンキングです。
ロジカルシンキングの限界とラテラルシンキングの時代到来
実は今の世の中で新たなアイディアを生み出す為にロジカルシンキングだけでは限界を迎えています。
なぜなら、今の世の中の変化のスピードにおいて
去年の常識は今年の常識ではないから
現実、新型コロナウイルスの影響で昨年の働き方は既に常識ではなくなっています。
その為、前提から順序だてて考えるロジカルシンキングでは、前提というフィルターにより新たなアイディアを生み出しにくくなっています。
そこで活躍するのが、そもそも前提から疑い、多くの視点から物事を考える「ラテラルシンキング」です。
とは言っても、まだラテラルシンキングがよくわかりません・・・
そんなあなたの為に、例題を使って具体的に解説していきましょう!
ラテラルシンキングの例題から学ぼう!
以降例題を出しますが、これらはサラマサ的な例題です。
※ラテラルシンキングをより分かりやすく理解していただくために身近なもので例題を出していますので、厳密にいうと「これラテラルシンキングか?」と思う方もいるかもしれませんがご了承ください。
例題① 携帯電話の進化
近年携帯電話の進化が目覚ましいです。
今までガラケーが使われていた時代においての携帯電話の進化というのは、基本的に新機能の追加=進化とされていました。
電話機能にメール機能が追加され
インターネットが見れる機能が追加され
カメラ機能が追加されました。
これらは、この機能が追加されたら、次はこの機能を欲しがるんじゃないかというロジカルシンキングによるものではないでしょうか?
ではラテラルシンキングによって携帯業界にどのような進化が起きたでしょうか?
答えはiPhoneの登場です。
今まで機能を追加する事で進化させていた携帯電話から「ボタン」を排除するという全く新しい発想です。
「そもそもボタンっているの?」
「ボタンがなければもっと直感的に操作できるんじゃないか?」
「ゲームが好きな人はもっと大画面でやりたいんじゃないか?」
※サラマサの思考です
これが多視点によるラテラルシンキングです。
例題② 働き方の変化
新型コロナウイルスの影響で、働き方に大きな変化が表れています。
会社によっては、出社時間をずらす「フレックスタイム制」の導入だったり
事務所にパーテーションを設置して物理的に遮断したり
様々な手を講じています。
ではラテラルシンキングによる根本的な改善方法とは何でしょう?
それは、そもそも出社しないという考え方です。
昔では考えられなかったでしょう
今ではインターネットも普及し、ZoomなどのWEBミーティングシステムも普及してきています。
IT業界においてはこの考え方はロジカルシンキングだったかもしれませんが、違う業界にとっては、「そもそも出社する必要ってあるの?」と、前提から覆した「ラテラルシンキング」と言えるでしょう!
サラマサ流 ラテラルシンキングの鍛え方
いかがでしたでしょうか。
そんなもんラテラルシンキングじゃないだろ!!!
というクレームは受け付けません(笑)
そもそもラテラルシンキングとは「物事の考え方」であった、答えは人それぞれ違うと思います。
もしかしたらiPhoneの誕生もスティーブ・ジョブズにとってはロジカルシンキングだったかもしれません。
ただ、考え方としてはこういったものです!という例をあげさせていただきました。
そんなある種曖昧な思考法「ラテラルシンキング」ですが
最後にサラマサ流の鍛え方をご紹介します!それは・・・
何事も前提を疑い、「そもそも○○って」を口癖にする
です。
人によって前提や常識も異なります。
まずは自分の常識、自分のいる環境の常識を疑ってみましょう。
あなたの周りの常識に縛られていてはいつまでも成長できません。
前提を疑って進化した先に、もしかしたら
この会社にいて自分は成長するのか?
と思った人もいるかもしれません。
そんな方は「転職」を検討してみてもいいかもしれませんね!