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労働の価値は変化している|これからのビジネスパーソンに求められる事とは

こんにちは!サラマサ(@salamasablog)です!

働き方改革が進み、時間外労働の制限などが厳しくなってきている企業も多いのではないでしょうか?

昔は

長く働く人が偉い!

残業する人が偉い!

そんな事が当たり前な時代もあったかもしれませんが、今はもうそんな時代ではありません。

今回はYouTubeのある動画から私個人が思うこれからの働き方についてお話をしていきたいと思います。

※ここからは個人的な意見が多く含まれますのでご了承ください

参考にする動画はこちらです。

動画の内容の簡単なまとめ

今回の動画ですが、2つの裁判の内容が論点となっています。

テーマは「同一労働・同一賃金」

大阪医科大学のアルバイトが正社員と同様「賞与」を求めた裁判

東京メトロの売店の契約社員が正社員同様「退職金」を求めた裁判

この二つの裁判の結果は共に最高裁で「正社員との業務は違う為、不合理な格差には当たらない」という事から訴えは退けられています。

訴えた当人たちの主張は「正社員と同じ仕事をしているのに格差があるのはおかしい!」という物でした。

正社員と同じ仕事をしているんだから(同一労働)

同じように「賞与」「退職金」を支給しろ(同一賃金)

同一労働同一賃金の問題点

私がこの動画を見ていて感じた問題点は

同一労働=同じ時間働いているという勘違いを招く事

という事です。

厚生労働省「同一労働同一賃金ガイドライン」に記載がある通り

この同一労働同一賃金というのは、簡単に言うと正規労働者と非正規労働者の間に不合理な賃金の格差を作ってはいけないという内容と理解しています。

ここで注意しなくてはいけないのは

格差を作ってはいけないのではなく、不合理な格差を作ってはいけないという事

今回、最高裁の判決は2件とも正社員と契約社員・アルバイトの業務内容は異なり、不合理な格差には該当しないという内容でした。

しかし、契約社員・アルバイト側の主張としては「同じ仕事をしているのに格差があるのはおかしい」という主張。

最高裁の判決と原告の主張にある「同一労働」の認識が全く違う

この認識の違いがうまれている事が問題であると思っています。

今回残念ながら、不合理な格差に当たらない。

つまりは正社員と非正規では業務の内容が異なる(同一労働ではない)という決定が正式に出た事から

今後我々が仕事で求められる事というのが明確になったような気がしました。

何故認識の違いは生まれたのか

では今回、原告側と最高裁の判決(企業側)と認識の違いが生まれたのか

これは

過ごした時代の仕事に対する価値観の差が原因だと思いました。

今回不合理な格差であると主張されている非正規労働者側の方々は「同じように仕事をしていた」と主張されていますが、残念ながらこの2例で言えば、正社員と非正規労働者が同じ仕事であるとは言えないでしょう。(最高裁の判決からもわかる通り)

東京メトロの売店の例でみても

売店の販売員(契約社員)と数店舗を統括し、売り上げの管理やクレームの対応などをする社員では明らかに業務内容や責任・リスクに差がある事は、誰でも理解できるはずです。

ではなぜ最高裁に業務の内容・質が異なる為不合理な格差には値しないと指摘されたにもかかわらず

「最低裁判所だ」と主張を繰り返したのか。

これこそが仕事に対する価値観の差でしょう。

原告側の主張の中に「正社員と同じようにメトロの売店で10年8か月仕事をしてきた」とあるように仕事の価値を「時間」で測っているように思います。

一方で現代においては、最高裁の判決の通り「仕事の内容」つまりは「仕事の質」が価値として見られるようになってきています。

つまり

仕事の価値が「時間」→「質」に変化している世の中についてこれるか否かで認識の差が生まれてくる

というように思います。

余談

契約社員は労働の条件に同意して働き始めているのに後から退職金を求めるというのは企業側にもリスクがある事だという主張に対して

「会社に入るときには正社員との格差を知らなかった」といった回答がありましたが、ここにも私は疑問を抱いてしまいました。。。

もし入社するときに正社員との格差を知っていたらどうしたんでしょうか?

その場で「その格差はなくしてください!出ないと働きません!」と今回と同じ主張をした場合「では条件に合わないので結構です」と企業側が断っておしまいでしょう。

かといって正社員と契約社員の格差が無い職場が見つかるまで頑張るとしても恐らくそんな職場は見つからないでしょう。。。

私はこの主張自体が何か間違っているように感じてしまいました。。。

これから仕事で求められる事

冒頭でもお話したように、かつては「長時間働いたものが偉い!」「残業してる=頑張っている」といった価値観が蔓延していたかもしれません。

確かに、決められたことをこなしていれば生きていけた時代においてはその価値観であっても問題ないと思います。

しかし、現代は変化が大きくとてつもなく速い時代です。

そんな今の時代に必要な人材は、言われたことをこなす人材ではなく

自ら新たなモノを、スピード感をもって生み出せること

つまり、「時間」ではなく「質」が求められていると思います。

残念ながら今は沢山仕事をする人ではなく、短期間に成果が出せる人が求められている。

つまり同じ時間働いていればみんな同一の賃金でいいというのは明らかに時代に合っていない。

そう思います。

これからの私たちの仕事に求められるのは「質」です!

同一労働というのは同じ質の仕事・結果を出す事だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は私個人の意見が満載であったため気分を害された方も中にはいらっしゃるかと思います。申し訳ございませんでした。

しかし、仕事・働き方をテーマとして取り扱っているsalamasa blogではどうしても放っておけない内容でした。。。

あくまで個人の意見ですので「こんな考えのやつもいるんだな」程度に聞き流してください。

さて、今回の「価値観の差」ですが、個人的には過ごした時代によって生まれると思っています。

つまり、意外と他人事ではなく、今働いている会社の上司と部下でも発生しうる位価値観の差だと思っています。

正社員同士であれば同一労働同一賃金がどうこうといったトラブルには発展しませんが

上司が、ろくに仕事が出来なくて残業しまくっている奴を「頑張っている」と評価する事も珍しい事ではないと思います。

今後この価値観の差を埋めることがビジネスパーソンの課題になってきそうですね。。。

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